ユリコマ(トンカットアリ)の副作用と注意点
ユリコマ(学名: Eurycoma longifolia)、別名トンカットアリは、東南アジア原産の低木です。樹皮や根は、勃起不全やがん、インポテンス、梅毒、不妊、頭痛、下痢、発熱、咳、マラリア、骨痛、潰瘍、結核、高血圧など、幅広い症状の民間療法として利用されてきました。しかし、WebMDによれば、これらの効果を裏付ける十分な科学的根拠はまだありません。
作用機序
- ユリコマは体内のテストステロン産生を促進すると考えられています。このため、筋肉増強を目的としたボディビルダーの間で人気がありますが、テストステロン増加は性格変化(怒りや攻撃性の増加)を引き起こす可能性があります。
- 動物実験では、リビドーの変化や男性生殖器への影響も報告されています。
用量
- 安全かつ効果的な用量は十分に検証されていません。一般的に1 gがサプリメントとしての上限とされていますが、製品の抽出濃度により実際の摂取量は変わります。
- ユリコマを摂取する際は、医師の指導のもとで行い、経口投与に限ってください。
副作用
- 性格の変化に加えて、不眠や前立腺肥大が報告されています。
- その他の可能性のある副作用は、性欲低下、体温上昇、陰嚢の圧迫感、イライラ、落ち着きのなさ、怒りやすさ、顔面紅潮、焦燥感、頭部の熱感、攻撃性、眠気、心拍数増加、過度のエネルギー、発汗などです。
- 心疾患や高血圧のある方は、心悸亢進が起こることがあります。
禁忌
- 乳がん、肝疾患、前立腺がん、睡眠時無呼吸症候群、心疾患、糖尿病、腎疾患の方は使用を避けるべきです。
- 免疫力が低下している方も、免疫抑制作用によりさらに免疫が弱まる恐れがあります。
- 血糖値を下げる可能性があるため、低血糖(低血糖症)を持つ方は注意が必要です。
- 妊娠中・授乳中の女性、子供は使用しないでください。
薬物相互作用
- 免疫抑制剤と併用すると、相互作用により副作用が増強される恐れがあります。
- 血圧降下薬とも相互作用し、血圧が過度に低下する可能性があります。
