Clenbuterolの副作用と危険性
Clenbuterolはもともと馬の呼吸障害を改善するための獣医用サプリメントとして開発されました。気管支拡張作用があり、喘息の長期治療薬として一部の国で承認されています。近年はボディビルダーを中心に、脂肪燃焼や急速な減量を目的とした薬としても利用されていますが、報告されている副作用は多数あり、場合によっては生命に関わる危険があります。
熱産生による副作用
Clenbuterolは体温を上昇させることで基礎代謝を高め、脂肪燃焼を促進します。過剰に摂取した場合や感受性が高い人では、体温が上がりすぎて大量の発汗や熱中症のリスクが増大します。
神経過敏(不安感)
薬剤が心血管系に影響を与えるため、安静時の心拍数が上昇し、強い不安感やパニック状態を引き起こすことがあります。心拍数は薬の効果が切れるまで自然に戻ります。
振戦(手の震え)
交感神経系への刺激により、手や指の筋肉が痙攣しやすくなり、震えが現れます。これは血管拡張や消化酵素分泌の調整にも関与する交感神経の働きが過剰になるためです。
急激な体重減少
熱産生作用と心拍数上昇により基礎代謝が高まり、食事から摂取するカロリーが同じでも消費エネルギーが増えるため、意図せず体重が減少します。
過剰摂取(オーバードーズ)
大量に摂取すると筋肉の崩壊や不整脈が起こり、最悪の場合心筋梗塞に至ります。また、吐き気や嘔吐も頻発します。致死的になるケースは極めて稀ですが、急激な心拍数上昇は重大なリスクです。
