肝臓損傷の回復に役立つビタミン

肝臓が損傷したり肝疾患を抱えると、ビタミン不足がよく見られます。特にビタミンB6、D、Kが不足しがちです。肝臓は自己再生能力が低いため、適切なビタミン療法で回復を支援することが重要です。

ビタミンB6

ビタミンB6は体内に蓄積できず、毎日の食事やサプリで補う必要があります。免疫機能の維持や腎結石予防、手根管症候群の改善に効果があり、神経伝達物質セロトニンの合成にも関与します。成人は1日約1.3 mgが目安です。

研究(Journal of Nutrition)では、ビタミンB6がラットの肝臓再生を促進することが示されています。

ビタミンB6を多く含む食品例:

  • ほうれん草、ピーマン、かぶの葉、にんにく、ツナ、カリフラワー、からし菜、バナナ、セロリ、キャベツ、アスパラガス、きのこ、ブロッコリー、ケール、タラ、スイスチャード

ビタミンD

慢性肝疾患患者はビタミンD欠乏になりやすいことが報告されています。ビタミンDはサプリやビタミンD強化乳などの食品で摂取できますが、日光浴でも体内で合成されます。日焼け止めを適度に使用し、1日15〜20分程度太陽光を浴びると効果的です。冬季に日光が不足する地域では、夏に十分な日光を浴びることで年間を通じたビタミンD供給が期待できます。医師の指示により、年間数か月は1日10,000 IUのビタミンDを摂取することもあります。

ビタミンK

ビタミンKは脂溶性ビタミンで、緑葉野菜、カリフラワー、肝臓などに含まれます。肝臓は胆汁酸を生成し、小腸で脂質の吸収を助けますが、胆汁酸の分泌が低下するとビタミンKの吸収が阻害され、肝機能障害につながります。適切な摂取量は、妊娠中・授乳中の女性が1日90 µg、19歳以上の男性が1日120 µgです。

以上のビタミンをバランスよく摂取し、医師と相談しながらサプリや食事療法を取り入れることで、肝臓の回復をサポートできます。

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