ホモシステインの解毒と予防法

ホモシステインと健康リスク

ホモシステインは体内で生成されるアミノ酸で、加齢とともに血中濃度が上昇します。通常は 5〜15 µmol/L 程度に抑えられ、メチオニンからS-アデノシルメチオニン(SAMe)へ変換される過程で生じ、血漿に結合して蓄えられます。しかしストレスや他の健康問題により遊離ホモシステインが血流に放出され、血管内皮を傷つけ、心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めます。

ビタミンB群でホモシステインを除去する方法

葉酸(ビタミンB9)とビタミンB12

葉酸とビタミンB12 は遊離ホモシステインを再び SAMe に変換し、体内から除去します。葉酸はほうれん草、ロメインレタス、パセリ、ケールなどの濃い緑色野菜に豊富です。1日あたり 350 µg の葉酸を 17 週間摂取すると、ホモシステイン濃度が約 20%低下することが報告されています。ビタミンB12 は吸収が難しいため、舌下投与や注射が推奨されます。肉類にも含まれますが、赤身肉の過剰摂取は逆にホモシステインを増やす可能性があります。

ビタミンB6(ピリドキシン)とトランススルフレーション

過剰なホモシステインはシステインへ変換され、さらにグルタチオンという強力な抗酸化物質に変わります。この過程(トランススルフレーション)ではビタミンB6 が必須です。ビタミンB6 が不足すると、夢を覚えていないといった症状が現れ、特定の薬剤使用と関連することがあります。

リボフラビン(ビタミンB2)

水溶性のビタミンB2 も遊離ホモシステインの除去に関与します。体内に蓄積されないため、毎日食事で補う必要があります。代表的な食品はキノコ、アスパラガス、ほうれん草、ロメインレタス、全粒穀物です。

上記のビタミンB群をバランスよく摂取することで、ホモシステインの解毒を促進し、心血管疾患の予防につながります。

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