筋肉の緊張に必要なビタミン
人間の体は機械に例えられます。正しい部品や環境、メンテナンスがなければ正常に機能しません。健康な筋肉を保つためには、適切な栄養と適度な運動が不可欠です。ビタミンは筋肉機能の維持に重要な役割を果たします。ビタミンは水溶性と脂溶性の2種類に大別され、過剰な水溶性ビタミンは尿中に排泄され、脂溶性ビタミンは脂肪組織に蓄積されます。
ビタミンB1(チアミン)
水溶性ビタミンであるビタミンB1は、筋肉の緊張維持に欠かせません。特に消化管や心臓の筋肉に対する効果が高く、アセチルコリンの合成を助け全身の筋肉トーンを保ちます。欠乏すると筋力低下や筋萎縮が起こります。主な供給源は強化シリアル、豆乳、豚肉などです。米国疾病予防管理センター(CDC)の推奨摂取量は男性1.2 mg/日、女性1.1 mg/日です。
ビタミンE
脂溶性ビタミンで抗酸化作用を持つビタミンEは、筋肉の減少や筋力低下を防ぐ役割があります。推奨摂取量は男女ともに15 mg/日です。緑葉野菜、植物油、卵などに豊富に含まれます。
ビタミンC
水溶性ビタミンであるビタミンCは、抗酸化作用に加えてコラーゲン合成やアミノ酸変換、ホルモン合成の補因子として働きます。欠乏すると特に心筋を中心に筋肉の変性が進行します。男性は90 mg/日、女性は75 mg/日の摂取が目安です。代表的な食品はイチゴ、キウイ、ピーマンです。
ビタミンD
脂溶性ビタミンのビタミンDは、筋肉の健康維持に重要な役割を果たします。日光浴と食事で摂取できます。日光による推奨は、顔と手を週2〜3回、1回5〜10分程度です。食事では、ビタミンD強化ミルク、シリアル、サーモンやツナなどの脂肪の多い魚が有効です。
