ビタミンC欠乏症(壊血病)の兆候と症状

壊血病(ビタミンC欠乏症)

壊血病はビタミンC欠乏の正式名称です。ビタミンCは水溶性で体内に蓄積されないため、継続的に摂取しなければ欠乏が進行し、壊血病が発症します。

ほとんどの動物は体内でビタミンCを合成できるため壊血病になることはありませんが、人間や霊長類、モルモットは食事からしかビタミンCを得られません。

乳児に起こる場合は「バーロウ病」、モラー病、チェードル病などとも呼ばれます。

歴史

壊血病は古代から記録されており、紀元前300年代のヒポクラテスの著作にも登場します。特に航海中の船員は新鮮な野菜や果実が不足しやすく、壊血病が大きな問題となっていました。18世紀初頭、イギリス海軍は毎日柑橘類を摂取させることで船員の健康を維持するよう指示しました。

ビタミンCが単離・命名される300年前に、医師たちはすでに柑橘類が壊血病の治療に有効であることを実証していました。

症状

ビタミンC欠乏症の主な症状は非常に痛みを伴い、日常生活に支障をきたします。皮膚が腫れやすく出血しやすく、粘膜が乾燥して出血します。歯茎が柔らかくなり、最終的には歯が抜け落ちます。治療せずに放置するとほぼ必ず致命的になります。

治療法

治療はシンプルで低コストです。食事やサプリメントで十分なビタミンCを補給すれば、数日から数週間で症状は急速に改善します。航海中に壊血病にかかった船員も、港で新鮮な果物や野菜を5日間摂取すれば回復できました。

ビタミンCの推奨摂取量(RDA)

ビタミンCは毎日推奨量を摂取することが重要です。目安は以下の通りです。

  • 乳幼児:15〜25 mg/日
  • 思春期:65〜75 mg/日
  • 成人男性:90 mg/日
  • 成人女性:75 mg/日
  • 喫煙者、妊娠・授乳中の女性はこれより多く必要です。

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