ビタミンD3は脂溶性ビタミンですか?
ビタミンは体の正常な機能に必要な栄養素ですが、体内で十分に合成できません。水溶性と脂溶性の2種類に分かれます。水溶性ビタミンは余分な分が尿中に排泄されますが、脂溶性ビタミンは脂肪とともに吸収・輸送・貯蔵され、過剰になると中毒になる恐れがあります。ビタミンD3は脂溶性ビタミンで、主に肝臓、脂肪組織、筋肉に蓄えられます。
食事からの摂取源
- ビタミンDはホルモン様に働く化合物群で、自然界に存在するのはD2とD3の2種類です。D2は主に植物に、D3は動物性食品に多く含まれます。
- 強化食品(牛乳やシリアル)でもD2を摂取できます。
- 成人の推奨摂取量は1日あたり600IU(70歳以上は800IU)。上限は9歳以上で1日4,000IUです。
体内での生成源
- 皮膚は日光(紫外線B)に当たることでD3を合成します。合成量は肌の色、日照時間、雲量、スモッグ、日焼け止め、衣服、窓ガラスの有無などで変わります。
- 例として、白い肌の人は週に約45分の日光浴で十分な量が得られますが、肌の濃い人はその4倍の時間が必要です。
- 日光からの過剰摂取はほとんど起こりませんが、サプリメントの過剰摂取には注意が必要です。
主な機能
- 血中のカルシウムとリンの濃度を調整し、骨の形成と維持に不可欠です。
- 免疫系の調節にも関与し、体の防御機能をサポートします。
疾患予防と過剰摂取のリスク
- 十分なD3は、骨粗鬆症や転倒リスクの低減、高血圧、糖尿病、心疾患、肥満、多発性硬化症、特定のがんなどの予防に役立つとされています(メリーランド大学医療センター)。
- しかし、過剰なビタミンDは脂肪組織に蓄積し、食欲不振、嘔吐、下痢、筋力低下、精神状態の変化などの中毒症状を引き起こすことがあります。サプリメントを使用する際は、ラベルの用量を必ず確認しましょう。
