ビタミンD過剰摂取による中毒症状
ビタミンDは脂溶性ビタミンで、日光やサプリメントから体内に取り込まれ、カルシウムの吸収促進や骨の形成、炎症抑制、免疫・神経筋機能の維持に重要な役割を果たします。しかし、過剰に摂取するとビタミンD中毒となり、さまざまな症状が現れます。以下に主な中毒症状を紹介します。
ビタミンD中毒の主な症状
高カルシウム血症
血中カルシウムが過剰になる状態で、腹部不快感や腎障害、重症例では認知症やうつ症状を引き起こすことがあります。
消化器症状
下痢、便秘、吐き気、嘔吐などが見られ、栄養吸収が阻害されるため食欲不振や急激な体重減少につながります。
多尿・多飲
尿量が増加し、強い渇きを感じる状態です。ビタミンDが過剰に作用し、体内の水分バランスが乱れることが原因と考えられます。
虚血性心疾患
血流が制限され、心筋への酸素供給が不足すると、狭心症や不整脈、最悪の場合は心不全を招くことがあります。
かゆみ
皮膚の乾燥や脱水に伴い、かゆみが出現します。ビタミンDの摂取を中止すれば改善が期待できます。
腎障害
腎結石の形成や腎機能低下、重篤な場合は腎不全に至ることがあります。適切な医療介入が必要です。
