ビタミンB1の役割とは?

ビタミンB1(チアミン)は、人体に欠かせないビタミンB群の一つで、神経系の健康維持や食事から得たエネルギーの代謝に重要な役割を果たします。

重要性

  • ビタミンB1が不足すると、筋力低下、うつ、記憶障害、しびれやチクチク感などの神経障害が現れます。慢性的なアルコール依存者では、治療せずに放置すると重度の認知症に進行することがあります。また、心筋の収縮力が低下し、心不全を招く恐れがあります。

機能

  • 炭水化物やタンパク質の代謝に関与し、体内でエネルギーを生成します。アルコールの代謝にも必須です。心臓、脳、神経系は大量のエネルギーを必要とするため、ビタミンB1はこれらの臓器の健康維持に欠かせません。

予防・対策

  • 魚介類、鶏肉、ナッツ、全粒穀物などの全食品に多く含まれます。アスパラガスやブロッコリーなどの野菜にも含まれますが、加熱調理で失われやすいです。食事だけで十分な摂取が難しい場合は、1日10 mg以上のビタミンB1を含むサプリメントの摂取が推奨されます。できればB群複合サプリメントで他のビタミンと一緒に摂取すると効果的です。

留意点

  • 葉酸欠乏はビタミンB1の吸収を阻害します。葉酸欠乏はアルコール依存と関連が深いため、アルコール摂取者は葉酸とビタミンB1の同時補給が重要です。加工食品や炭水化物中心の食生活、頻繁な飲酒はビタミンB1の不足を招きやすいので、B群全体と葉酸を含むサプリメントで補うと良いでしょう。飲酒量が多い場合は、1日150 mgまでのビタミンB1が必要になることがありますが、必ず医師と相談してください。ビタミンB1は食事と一緒に摂取すると吸収が良くなります。

注意事項

  • 抗生物質や経口避妊薬などの一部の薬剤はビタミンB1を消費します。また、セリアック病や過敏性腸症候群などの吸収障害を伴う疾患もビタミンB1の低下を引き起こす可能性があります。処方薬を服用中や特定の健康状態で管理を受けている場合は、医師に相談の上、必要に応じてサプリメントで補うようにしましょう。

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