妊娠を目指すときに必要なビタミンとは?

妊娠を計画し、受胎率を高めるためには、食事から適切な栄養素を摂取することが重要です。特に妊娠前後に必要となるビタミンやミネラルを以下にまとめました。

1. 葉酸(ビタミンB9)

胎児の神経管閉鎖障害を防ぐために欠かせない栄養素です。受精の少なくとも1か月前から、妊娠初期(第一トリメスター)まで、1日400〜600 µgの葉酸を摂取することが推奨されています。サプリメントや緑黄色野菜、豆類、全粒穀物に多く含まれます。

2. 鉄分

血液中のヘモグロビン生成に必要で、胎児や胎盤の成長を支えます。妊娠中は1日あたり約27 mgの鉄分が必要です。赤身肉、鶏肉、魚、豆類、レンズ豆、濃い緑葉野菜などが鉄分豊富な食品です。

3. カルシウム

胎児の骨や歯の形成に不可欠です。1日約1,000 mgのカルシウム摂取が目安です。牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品や、カルシウム強化シリアル・ジュースでも補えます。

4. ビタミンD

カルシウムの吸収を助け、骨の健康を支えます。また、胎児の免疫系の発達にも関与します。1日600 IUの摂取が目安です。日光浴や、脂肪の多い魚、卵、ビタミンD添加乳製品・オレンジジュースで摂取できます。

5. ビタミンB12

赤血球の生成と胎児の神経系発達に重要です。1日約2.6 µgの摂取が推奨されます。肉、鶏肉、魚、卵、乳製品など動物性食品に多く含まれます。

6. ヨウ素

甲状腺ホルモンの材料となり、胎児の脳や神経系の成長に不可欠です。1日150 µgのヨウ素が目安です。ヨウ化塩、海産物、乳製品で補給できます。

7. 亜鉛

細胞増殖・免疫機能・遺伝子合成に関わります。妊娠中は1日11〜12 mgの摂取が望ましいです。赤身肉、鶏肉、魚介類、豆類、ナッツ、全粒穀物に豊富です。

8. DHA(ドコサヘキサエン酸)

胎児の脳と視覚の発達に重要なオメガ‑3脂肪酸です。1日200〜300 mgの摂取が目安です。サーモン、サバ、イワシなどの脂肪の多い魚に多く含まれます。

サプリメントはあくまで食事の補助であり、バランスの取れた栄養豊富な食事が基本です。サプリを始める前には、必ず医師や管理栄養士に相談し、適切な用量や他の薬剤との相互作用を確認してください。

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