急速な減量がもたらす健康リスク

体重を減らすことは容易ではありませんが、体の変化がすぐに現れると大きな達成感があります。テレビ番組でも「速攻ダイエット」や競争形式の減量が取り上げられ、急激な減量が注目されがちです。しかし、医師の管理なしに急激に体重を落とすと健康に深刻なダメージを与える恐れがあります。メイヨークリニックは、長期的な体重維持のためには1〜2ポンド(約0.5〜1kg)を1週間に落とすペースが理想的としています。これを超える減量は、さまざまな健康リスクを引き起こす可能性があります。

胆嚢問題と心臓疾患

胆石は胆嚢にコレステロールが蓄積してできるもので、急速な減量は胆石のリスクを高めます。また、減量後に体重がすぐにリバウンドすると、心血管系の疾患リスクも上昇します。

脱水と栄養不足

急激に体重が減ると、体内の水分が大量に失われやすくなり脱水状態に陥ります。十分な水分補給は必須です。さらに、必要な栄養素を十分に摂取しないと栄養失調となり、健康を損ないます。

皮膚のたるみと筋肉減少

コロンビア大学の保健サービス部によると、短期間で大幅に体重を減らすと皮膚が元に戻りにくく、たるみが残りやすいと指摘されています。皮膚の弾力性は年齢や減量前の体重、個人差によります。また、急激な減量は筋肉量の減少も招きやすく、たんぱく質や炭水化物をしっかり摂取することが重要です。

摂食障害のリスク

急速な減量は、神経性無食症(アノレキシア)や過食嘔吐症(過食性大腸症)などの摂食障害を引き起こす危険性があります。摂食障害は早期に専門医の診察を受ける必要があります。米国摂食障害協会(NEDA)は電話番号(800)931‑2237で無料相談を受け付けています。

その他の副作用

頭痛、イライラ、倦怠感、体力低下なども急速な減量の副作用として報告されています。減量プログラムを始める際は必ず医師に相談し、必要に応じて身体検査を受けてください。特に、意図せず1週間に2ポンド以上減少している場合は、重大な健康問題のサインかもしれませんので、速やかに医療機関を受診しましょう。

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