胎児成長の不均衡(ディスコーデント)とは
定義
胎児成長の不均衡(ディスコーデント)とは、双子や多胎児の出生体重に15%以上の差がある状態を指します。差は30%を超えることもありますが、先天性異常や染色体異常、双胎間輸血症を伴う場合は除外されます。研究の多くは双子に焦点を当てています。
発生率
1996年から2006年にかけて、双子出生率は千出生あたり25.9人から32.1人へと増加しました。これは体外受精などの補助生殖技術(ART)の普及が主因で、2005年時点で米国の双子の16%がARTで受精しています。双子妊娠の10〜15%で体重差が見られ、成長制限が頻発するため、医療従事者と家族の関心が高まっています。
原因
原因は一つに絞れず、血流障害、遺伝的ポテンシャル、胎児の性別、環境要因、そして小さい胎児が低体重になりやすい遺伝的素因などが複合的に関与します。胎盤機能不全や子宮内の空間不足も影響します。
影響
研究によれば、体重が大きい胎児は急性呼吸障害が起こりやすいものの、重要な発達マイルストーンを早く達成し、退院までの期間が短くなる傾向があります。一方、小さい胎児は呼吸疾患は比較的少ないものの、成長追いつくまでに時間がかかり、退院が遅れがちです。双子全体のうち同日退院は約33%にとどまります。
危険性
胎児成長の不均衡は周産期の罹患率と死亡率を大幅に上昇させます。体重差が20%以上になると合体合併症リスクが顕著に増加し、早産双子で30%の差がある場合、死亡率は25%上昇します。死亡は主に体重が小さい胎児に集中します。
