子どもにメンタルヘルスサービスを説明する方法
はじめに
子どもにメンタルヘルスサービスを説明するのは、子ども向けのセラピーが何であるかを大人が正しく理解していれば、難しくありません。1940〜1970年代に活躍した小児科医・作家のドナルド・ウィニコットは、子どもが大人の期待に応えるために「偽の自己」を形成し、これが本来の自分を覆い隠すことで感情的な苦痛が生じると考えました。子どもが本当の「真の自己」を取り戻す唯一の方法は、評価や批判を恐れずに自分らしさを表現できる場、たとえばセラピーです。このことを子どもに伝えることで、メンタルヘルスサービスへの協力を得やすくなります。
セラピストの探し方
1. 資格と信頼性を確認する
子どもや思春期の心理に特化した心理士や臨床心理士の資格、実績、口コミをチェックし、面接時に直感も大切にしましょう。最初の面談は子どもを同伴させずに自分だけで行い、メンタルヘルスサービスの説明方法を学ぶ機会にします。
2. セラピー内容を十分に質問する
治療方針やセッションの進め方を詳しく質問し、納得した上で開始してください。子ども向けのセラピーは大人向けとは異なるアプローチを取るため、 自分の過去の経験だけに頼らないことが重要です(ロビン・ウォーカー氏の指摘)。
3. 子どもとセラピストの相性を確認する
子どもを連れてセラピストと会い、子どもの安心感や好感度を観察します。子どもは人見知りの程度が異なりますが、子どもの性格とセラピストの雰囲気が合えば、長期的に安心して通えるでしょう。
子どもの準備
4. セラピストの役割をシンプルに説明する
「セラピストはお話し相手で、困ったことを一緒に考えてくれる友だちだよ」と、具体的なエピソードがあれば「○○先生がそのことを手伝ってくれる」と伝えます。
5. セッションの流れを予告する
子ども向けのセラピーは「今の自分」や「これからの自分」を見つめる前向きなものです。過去の出来事に長くとどまらず、遊びやアクティビティを通じて感情を表現する「非言語的」な時間が多く含まれます。
6. 子どものペースで情報提供する
詳細は子どもの質問に合わせて答え、基本的には「楽しく遊びながら、好きなことを何でも話せるよ」とシンプルに伝えます。残りは実際のセッションで自然に学んでいきます。
