発達遅延の主な症状と原因・対策
発達遅延(Global Developmental Delay)は、子どもの発達領域のうち2つ以上に遅れが見られる状態を指します。小児科での定期健診時にチェックされ、遺伝的要因(例:脆弱X症候群、レット症候群)や環境要因(早産、鉛中毒、甲状腺機能障害)などが原因となります。疑いがある場合は、必ず小児科医と相談してください。
運動技能
運動技能の遅れは、発達遅延の代表的なサインです。適切な年齢で転がる・座る・歩くことができない場合、医師は発達遅延を疑います。目安は、4か月頃に寝返り、6か月頃に座位、12〜14か月で歩行です。
学習・推理能力
新しいことを学ぶのが困難だったり、年齢相応の推理ができない場合も発達遅延の可能性があります。6か月で手の届かないおもちゃに手を伸ばす、18か月で体の部位を指さす、2歳で2枚の絵を指さし名前を言える、2歳半で6つの体の部位を指さすことが目安です。
言語・コミュニケーション
音を識別できない、赤ん坊言葉が出ない、音を真似できない場合は遅延が疑われます。6か月で声やガラガラ音に反応し、9か月で単音節の音や「ダダ」「ママ」などを発する、1歳で音真似や赤ん坊言葉ができることが期待されます。
社会・対人スキル
社会的な交流が遅れることも重要な指標です。4か月で自然に笑顔を見せ、6か月で親と交流、1歳で親への強い愛着、18か月で他者と笑い合い、2歳で他の子どもと並んで遊べることが目安です。
日常生活技能
日常の自立活動も発達遅延の評価に含まれます。9か月で自分で食べられる、15か月でコップから飲める、18か月で家事を手伝おうとする、2歳で衣服を脱ぎ、2歳半で着替え、3歳で歯磨きを手伝いながら自分でできるようになるのが目安です。
