カンジダ対策に効果的な食品
はじめに
酵母様の真菌カンジダは体内に常在する微生物の一つです。通常は問題を起こしませんが、増殖しすぎると膣、口腔、消化管に感染を引き起こすことがあります。全身にカンジダが増えることが免疫低下やニキビなどさまざまな症状の原因になるという説は科学的根拠がありません。一方で、食事に含まれる天然の抗真菌成分はカンジダの増殖を抑える手助けになります。
カンジダ対策に有効とされる食品
ココナッツオイル
中鎖脂肪酸を豊富に含むココナッツオイルは、細菌・真菌・ウイルスに対する抗菌作用が期待されています。2007年6月号『Journal of Medicinal Food』の研究では、54株のカンジダ(特にカンジダ・アルビカンス)に対し、バージンココナッツオイルが高い抑制効果を示しました。ただし脂肪分が多いため、他の脂質摂取を調整しないと体重増加のリスクがあります。
にんにく
にんにくは古くから抗真菌作用が知られ、代替医療の権威アンドリュー・ワイル博士は「生のにんにく1片(球根ではなく)を毎日食べる」ことを推奨しています。American Society for Microbiology の記事によると、生にんにくはカンジダ・アルビカンスに対して有効とされています。味が苦手な場合は、アルリシン(有効成分)4,000〜5,000 mg を含むサプリメントで代用できます。
ヨーグルト
ヨーグルトに含まれる乳酸菌は体内の善玉菌を増やし、カンジダの過剰増殖を抑える働きがあります。メイヨークリニックの小規模調査では、ヨーグルトを摂取した女性は酵母感染が減少したと報告されていますが、対照群がないため確実なエビデンスとは言えません。メリーランド大学医療センターでも、効果がある研究とそうでない研究が混在していると指摘しています。
抗真菌ハーブ・スパイス
オレガノ、シナモン、セージ、クローブなどのハーブやスパイスは抗真菌成分を含み、食事に取り入れることでカンジダ抑制に役立ちます。メリーランド大学医療センターは、これらを日常的に使用することを推奨しています。
まとめ
カンジダの過剰増殖は特定の症状を直接引き起こす証拠は少ないものの、食事で抗真菌成分を取り入れることでバランスを保ちやすくなります。ココナッツオイルやにんにく、ヨーグルト、抗真菌ハーブ・スパイスを上手に活用し、総合的な健康管理の一環として取り入れてみてください。
