更年期と耳鳴り:原因と対策
更年期や閉経に差し掛かっている、あるいは既に閉経を迎えている女性で、耳鳴り(ティンナイトス)に悩む人は少なくありません。
耳鳴りとは
耳鳴りは、実際に音が鳴っているわけではなく、耳や頭部で音が聞こえる感覚です。鈴のような音、ブンブンとした音、音楽や波の音、さらにはコオロギの鳴き声や海の波音と表現する人もいます。
ホルモンとの関係
女性ホルモンと耳鳴りには関連があるとされています。特に閉経期や妊娠中はホルモンの急激な変化が起こり、耳鳴りが出やすくなるという報告があります。
考慮すべき点
耳鳴りは、単にホルモンの変動で感覚が強くなるだけの場合もあれば、ホルモンの上昇・下降に直接関係して症状が現れることもあります。
ホルモン補充療法(HRT)
ホルモン補充療法を受けている女性の中には、合成ホルモンの投与開始と同時に耳鳴りが出始めたと報告する人がいます。英国のRNID(Royal National Institute for Deaf People)によると、HRTは体内の水分保持、めまい、血圧上昇、頭痛などを引き起こし、これらが耳鳴りを悪化させる可能性があります。
年齢要因
耳鳴りは加齢とともに発生率が高くなるため、閉経期に耳鳴りが起きるのは単なる偶然の可能性も指摘されています。
その他の要因
更年期に頻繁に起こるほてりや夜間の発汗(ホットフラッシュ)も、耳鳴りを悪化させる要因として知られています。
