卵巣骨盤痛の原因と対策

原因

卵巣性骨盤痛の主な原因は卵巣嚢胞です。卵胞は月経周期の中間で成長し、卵子を包みますが、卵子が放出されないと嚢胞が形成されます。多くの嚢胞は数週間で自然に消失し問題は起こしませんが、出血・破裂・ねじれを起こすと強い骨盤痛を引き起こします。

症状

卵巣性骨盤痛は背中や太ももに放散する鈍い痛みとして現れます。性交時や排便時の痛み、吐き気・嘔吐、腹部の膨満感やむくみ、月経不順、排尿・排便困難なども伴うことがあります。

診断

診断にはCTやMRI、経腟超音波検査が用いられます。超音波で嚢胞の位置、液体性・固形性・混合性を評価し、血液検査で卵巣がん、骨盤炎症性疾患、子宮内膜症など他の原因を除外します。

治療

治療法としては、ホルモン避妊薬の服用で新たな嚢胞形成を抑えることがあります。破裂やねじれが起きた場合は外科的に嚢胞摘出(嚢胞切除術)や卵巣全摘出(卵巣摘出術)を行います。摘出した嚢胞は病理検査に回し、種類を確認します。

留意点

卵巣性骨盤痛や嚢胞の完全な予防法はありませんが、避妊薬の使用でリスクを低減できます。月経周期の変化や痛みの増強を感じたら速やかに医師に相談し、定期的な骨盤検診で早期発見に努めましょう。

女性の健康 - 関連記事