閉経期のFSHレベルはどのようになるべきか

閉経が近づくと、卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌が加速し、急激に減少するエストロゲンを補おうとします。閉経が近い女性ではホルモンバランスが乱れ、エストロゲンが十分に産生されなくなることがあります。脳はエストロゲン濃度の低下を感知し、脳底にある下垂体にFSHの産生を指示します。

下垂体

下垂体は脳からの指令により女性の生殖能力を維持しようとします。40代後半から50代前半・中期でもFSHの分泌は続きます。下垂体は卵巣に卵胞の成熟とエストロゲン産生を促すため、FSHをますます多く分泌します。

正常範囲

生殖可能年齢の女性のFSH濃度は通常5〜25 mIU/mlです。月経周期の中でFSHは毎月上昇し、排卵のタイミングを示します。閉経前にはこの上昇が卵胞の放出を促し、排卵後にFSHは再び低下します。

FSH濃度の変化

FSHが25 mIU/mlを超えると、更年期が近いと判断されます。過渡期(ペリメノパウス)では卵巣の機能低下に伴いFSHが持続的に上昇します。排卵が起きない(無排卵)場合、FSHは下降せずにさらに上昇し続けます。FSHが50 mIU/ml以上になると、閉経が完了したと見なされ、月経は停止し、妊娠は不可能になります。

卵子の状態

女性は生まれつき限られた数の卵子を持ち、年齢とともに老化します。ペリメノパウス期に排卵した卵子は質が低下していることが多く、最終的に機能的な卵胞は尽きます。下垂体が大量のFSHを分泌しても、卵巣はもはや排卵できず、閉経後は生涯にわたりFSHが高値を保ちます。

検査方法

FSHの自己検査は唾液または尿で行えます。尿検査はFDA承認を受けており、約90%の精度があります。唾液検査は精度がやや低く、喫煙、特定の食品、経口避妊薬、ホルモン補充療法の影響を受けやすいです。

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