月経けいれんの主な原因とは
月経時に腹部や骨盤に痛みを感じる女性は少なくありません。月経痛(月経性疼痛)は、下腹部に起こる一次性月経痛と、腰部に及ぶ二次性月経痛に大別されます。月経を経験する女性の半数以上が何らかの月経痛に悩んでいます。
正常な月経サイクル
通常の月経周期では、子宮が妊娠に備えて内膜を厚くします。排卵後に受精が起きなければ、ホルモンバランスの変化により内膜が壊死し、プロスタグランジンが放出されます。プロスタグランジンは子宮平滑筋を収縮させ、内膜を子宮頸部から排出させるため、軽い痙攣が生じます。
子宮内膜症
子宮内膜組織が子宮外の腹腔や骨盤に付着すると子宮内膜症となります。ホルモンの変動に合わせて症状が悪化・緩和し、月経痛が強くなることがあります。子宮内膜症は月経痛だけでなく、過多月経や不妊の原因にもなります。
流産(自然流産)
自然流産が起きると、胎児が体外に排出される過程で強い下腹部の痙攣が生じます。出血も多くなることが多く、月経痛と似た症状が現れます。
子宮筋腫
子宮に良性の腫瘍(筋腫)ができると、子宮の形状や収縮が変化し、月経時に強い痛みを伴うことがあります。女性の約75%が筋腫を持っていますが、全員が症状を感じるわけではありません。超音波検査で確認できます。
カルシウム不足
月経前に血中カルシウム濃度が低下すると、月経前症候群(PMS)に伴う痙攣が起こりやすくなります。カルシウム不足は睡眠障害や抑うつ感を引き起こすこともあります。
以上のように、月経痛の原因は多岐にわたります。症状が強い場合は医師に相談し、適切な検査と治療を受けることが重要です。
