多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の診断方法
診断の概要
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は単一の検査で確定できないため、医師は月経不順や排卵の有無、男性ホルモンの増加、過剰な体毛などの症状を総合的に評価します。また、他の疾患が原因でないかを除外することも重要です。
必要なもの
- 内分泌科または婦人科の受診予約
- 検査費用を支払える保険または自己負担金
診断手順
ステップ1:身体・骨盤検査
医師が顔・背中・胸・下腹部の過剰な体毛、にきびや皮膚タグ、首や太もも、脇の下の色素沈着、男性型脱毛症の有無を確認します。
ステップ2:月経歴の共有
月経周期の長さや間隔を記録し、排卵の規則性を評価します。
ステップ3:血液検査
医師の指示で血液を採取し、LH・FSH、甲状腺ホルモン、コレステロール、テストステロン、プロラクチンなどを測定します。結果が正常であれば、他の疾患が除外され、PCOSの診断が進みます。
ステップ4:経口ブドウ糖負荷試験(GTT)
血液を採取した後、糖分を含む飲料を飲み、一定時間後に再度血液を採取します。結果が正常なら糖尿病や低血糖が除外されます。
ステップ5:卵巣超音波検査
医師が推奨すれば超音波で卵巣を観察し、成熟卵を持たない8〜10個以上の卵胞(径10mm未満)があるか確認します。卵胞は真珠の連なりのように見え、卵巣は通常より大きくなります。これらの所見と他のステップでの異常がPCOSに特有であれば診断が確定します。
