保険料・控除額・自己負担金とは何か?
保険料、控除額、自己負担金(コペイメント)など、健康保険で加入者が負担する費用は複数あります。本稿ではそれぞれの意味と計算方法、保険料への影響を解説します。
保険料(Premium)
保険料は、保険会社から医療保障を受けるために支払う金額です。通常は年間で設定され、月払いや四半期払いで支払われます。一度設定された保険料は、受診した医療サービスの有無に関わらず一定です。年齢、性別、職業、喫煙の有無などが保険料算定の要因となります。
保険会社は毎年保険料を上げることができますが、2011年9月以降、年率10%以上の上昇がある場合は、米国保健福祉省(HHS)が定めた規則に基づき理由を公表しなければなりません。
控除額(Deductible)
控除額は、1年間に自己負担しなければならない医療費の上限です。医療保険では、保険金が支払われる前に加入者が支払う金額を指し、請求ごとではなく年単位で設定されます。たとえば、年間控除額が6,000円で、2回の治療費がそれぞれ5,000円の場合、最初の治療は全額自己負担し、2回目は残り1,000円を支払った後、保険会社が残りの4,000円を負担します。控除額が高いほど保険料は低くなる傾向があります。
自己負担金(Copayment)
自己負担金は、診療や処方薬などの特定の医療サービスごとに定額で支払う金額です。実際の医療費の大小に関係なく一定額を支払います。通常、自己負担金は年間控除額に含まれません。
コインシュアランス(Coinsurance)
コインシュアランスは、控除額を超えた分の医療費を加入者と保険会社が事前に取り決めた割合で分担する仕組みです。たとえば、控除額が6,000円、コインシュアランスが25%の場合、2回の治療費がそれぞれ5,000円だと、最初の治療は全額自己負担し、2回目は残り1,000円の控除額と、残り4,000円のうち25%(1,000円)を自己負担し、保険会社が残り3,000円を支払います。
自己負担上限額(Out-of-Pocket Maximum)
一部の保険プランでは、保険料以外に支払う控除額・自己負担金・コインシュアランスの合計が一定額を超えると、それ以上の医療費は保険会社が全額負担する「自己負担上限額」が設定されています。
