メディケア パートD(処方薬プログラム)

メディケア パートD は、処方薬に特化したメディケアのプログラムです。パートA・Bとは異なり、メディケアが認定した民間保険会社が提供します。単独プラン、パートD を含むメディケア・アドバンテージ(MA)プラン、あるいはプランに加入しない選択肢があります。州ごとに提供されるプランは異なり、各社は通常 2~3 種類のプランを、保険料・自己負担額・控除額の違いで提供しています。保険料が負担できない場合は、財政支援を受けることが可能です。

スタンドアロン プラン(PDP)

スタンドアロン・プランは、正式にはメディケア処方薬プラン(PDP)と呼ばれ、オリジナルメディケア(A・B)またはメディケア・サプリメント(メディギャップ)と併用できます。毎月の保険料と自己負担額が設定され、一定額の薬代(例:2011 年は $2,840)を超えるとカバレッジギャップ(ドーナツホール)が発生します。このギャップ期間中は、ジェネリック薬の半額、ブランド薬は 7% の自己負担が必要です。自己負担上限(例:2011 年は $4,550)に達すると、低額の保険料で済むカタストロフィック・カバレッジに移行します。

メディケア・アドバンテージ(MA)プラン

多くのメディケア・アドバンテージプランには、パートD の処方薬カバーが組み込まれています。別途パートD の保険料は不要で、総合保険料に含まれますが、薬の自己負担額や控除額、カバレッジギャップは依然として適用されます。MA プランも民間保険会社が提供し、同社がスタンドアロン・パートD プランも同時に扱うケースが多いため、加入前にプラン資料をよく確認し、疑問点は保険会社やメディケアへ問い合わせましょう。

その他の信用できる保険(Creditable Coverage)

雇用主・元雇用主の保険、組合保険、TRICARE(軍人向け)、退役軍人局(VA)など、同等の処方薬保険に加入している場合は、パートD に加入する必要はありません。ただし、初めてパートD に加入しないと罰金が課されることがあります。加入時期は、メディケア A・B の受給資格がある月の 3 か月前から 3 か月後までが初回加入期間です。既存の信用できる保険を失った場合は、2 か月間の特別加入期間が設けられます。

財政支援(Extra Help)

「エクストラヘルプ」プログラムは、低所得者向けにパートD の保険料や薬代の一部・全額を補助する制度です。所得・資産基準を満たすと、保険料の全額または一部免除、薬代の自己負担なし(ギャップなし)で受けられます。申請は社会保障局(SSA)を通じて行います。

健康保険 - 関連記事