医療保険の自己負担額(控除額)を毎年満たさない場合はどうなる?

用語の解説

医療保険の加入者が年額保険料以外に支払う主な費用は、主に3種類あります。

  • 自己負担額(Deductible):保険会社が支払いを開始する前に、加入者が自ら支払う金額です。例として、年間の請求総額が700ドルで自己負担額が500ドルの場合、加入者は500ドルを支払い、残りの200ドルを保険会社が支払います。
  • 共同保険(Co‑insurance):自己負担額を超えた後、残りの請求額の一定割合を加入者が支払う方式です。保険料が低めのプランで採用されることが多いです。
  • 診療時定額負担(Co‑payment):医師の診察や処置ごとに固定額を支払う方式で、自己負担額の進捗に関わらず適用されます。

金銭的な影響

加入者が年間の請求総額が自己負担額に達しない場合、その年に追加で支払う必要はありません。自己負担額は「上限」であり、「最低額」ではありません。

繰越制度

一部の医療保険では、未使用の自己負担額の一部を次年度へ繰り越すことができます。通常は制限があり、例えば保険年度の最終3か月に支払った金額のみが対象になることがあります。例として、自己負担額が500ドルで、更新直前の月に200ドルだけ支払った場合、翌年はすでに200ドル分が支払われたとみなされ、残り300ドルを支払えば保険会社がカバーを開始します。

注意すべき点

毎年自己負担額に達しないことが頻繁にある場合、保険のカバー範囲が過剰である可能性があります。その場合、カバー範囲を縮小し、自己負担額と保険料を下げるプランへの変更を検討すると良いでしょう。また、同じカバー範囲を保ちつつ自己負担額を高く設定し、保険料を抑えるプランもあります。いずれの選択も、加入者の財務状況や医療リスクを十分に考慮した上で行うべきです。

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