柔軟な支出アカウント(FSA)活用ガイド
柔軟な支出アカウント(FSA)は、年間の自己負担医療費を削減できる有効な手段です。雇用主がカフェテリアプランの一部として提供している場合は、ぜひ活用しましょう。利用を始める前に、FSA の基本ルールを把握しておくことが重要です。
拠出(Contributions)
FSA に参加する際は、まず拠出金額を決めて雇用主に申請します。通常、年初や保険サイクルの開始時に、給与から差し引く金額を記入した用紙を提出します。雇用主はその金額を毎月の給与から自動的に控除し、アカウントに積み立てます。なお、年間拠出額には上限が設定されていることが多いので、確認が必要です。
資金の使い方(Using the Money)
FSA の資金は、主に以下の方法で利用できます。
- デビットカードやチェックブックが発行され、医療費の支払いに直接使用できる。
- アカウント残高がチャージされたプリペイドカードを受け取る。
- 自己負担で支払った医療費は、領収書を添えて払い戻し請求を行う。
対象となる医療費(Qualified Medical Expenses)
資金は「適格医療費」にのみ使用可能です。対象には、本人だけでなく配偶者や扶養家族の医療費も含まれます。具体的には、診療費の自己負担分、保険の免責額、処方薬代などが該当します。2011 年以降、処方箋のない一般医薬品は対象外となり、唯一の例外は糖尿病患者がインスリンを購入する場合です。
資金の失効(Losing Access to the Money)
FSA は「使い切れないと失われる」制度です。年末に残った資金は自動的に失効し、アカウントはゼロになります。そのため、年間を通じて必要な分だけ拠出額を設定し、残金は年末までに使い切る計画を立てましょう。
