健康保険を失ったときの対処法と代替保険の選び方

健康保険がなくなると、医療費は全額自己負担となります。医師の診察、救急治療、手術、処方薬など、保険がないとすべて自分で支払う必要があります。失業や既往症が原因で保険を失うことがありますが、保険未加入のままにするか、別の方法でカバーを得るかの選択肢があります。

COBRA(団体保険の継続)

  • 雇用喪失や勤務時間の削減で保険を失った場合、米国では「Consolidated Omnibus Budget Reconciliation Act(COBRA)」が適用できます。COBRAに加入すれば、最大18か月間、または新たな保険に切り替えるまで、現在の団体保険を継続できます。加入者本人だけでなく、配偶者や扶養家族も対象です。ただし保険料は雇用主が負担していた分を除いた全額自己負担となり、通常より高額になることが多いです。COBRA保険を個人保険に切り替えることも可能です。

連邦政府の保険プラン(PCIP)

  • 連邦政府は、従来の保険で加入できない人向けに「Pre‑Existing Condition Insurance Plan(PCIP)」を提供しています。既往症や障害のために保険加入が拒否された個人や家族が対象で、州の保健部門または米国保健福祉省が運営します。州でプログラムがない場合に利用できます。

州の保険プール

  • 州が運営する保険プールは、高リスクとみなされる人に保険を提供します。民間保険を失った、または取得できない人が対象で、保険料は民間より高めになることが一般的です。心臓病、糖尿病、がんなどの持病があっても加入は可能ですが、一定の資格要件を満たす必要があります。

その他の個人向け保険

  • 1社で保険を失っても、別の保険会社に再度申し込む権利があります。保険会社ごとに引受基準が異なるため、他社では受け入れられるケースがあります。

  • 既往症が原因で包括的な保険に加入できない場合、限定的なインデムニティ保険(限定保険)を提供する会社があります。これらは州や連邦のプールに属さず、健康状態の申告や体検が不要なものも多く、緊急治療、外来診療、予防医療、手術、歯科などの基本的な医療サービスをカバーします。加入条件や補償範囲はプランによって異なるので、ニーズに合わせて選びましょう。

保険を失ったときは、上記のような代替手段を速やかに検討し、医療費の自己負担リスクを最小限に抑えることが重要です。

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