メディケア補足保険(メディギャップ)プランの概要
メディケアとメディギャップとは
メディケアはパートA(入院等)とパートB(外来診療・予防サービス)から構成され、入院費用やホスピス、在宅医療などをカバーします。しかし、歯科・視覚・聴覚補助具や長期介護など、パートA・Bでカバーされないサービスも多数あります。これらの不足分を埋めるために、多くの受給者が民間保険会社が販売する「メディギャップ(Medigap)プラン」を選択します。メディギャップは連邦政府が標準化したプランで、AからNまでの文字で表されますが、全てのプランが全国で提供されているわけではありません。
カバーされないサービス
- プライベート看護サービス
- 補聴器
- 歯科治療
- 眼鏡・視覚サービス
- 介護施設での長期介護
これらはメディギャップのいずれのプランでもカバーされませんが、メディケア・アドバンテージ(MA)プランで一部提供される場合があります。ただし、メディギャップとMAプランは同時に加入できません。
オープンエンロールメント(加入期間)
メディギャップへの加入は必須ではありませんが、加入したい場合は「オープンエンロールメント」期間に限られます。期間は、受給者がパートBに加入し、かつ65歳になる月の初日から6か月間です。この期間中は保険会社が加入を拒否することはできません。また、オープンエンロールメントの開始前の6か月間に申し込みを受け付ける保険会社も多くあります。
プランAの概要
すべての保険会社は、他のプランを提供する場合は必ずプランAを提供しなければなりません。プランAは最も基本的なプランで、以下のベネフィットが含まれます。
- パートAの共同保険料(コインシュアランス)
- メディケアの給付が終了した後、最大365日間の入院費用補填
- 最初の3単位(約3パイント)の血液提供
- パートBの予防サービスに対する共同保険料
- ホスピスサービスの共同保険料または自己負担額
その他のプランと提供されるベネフィット
プランはAからNまであり、選択したプランに応じて以下のような追加ベネフィットが受けられます。
- 熟練看護施設(SNF)での共同保険料
- パートBの余分な請求額(エクセスチャージ)のカバー
- パートA・Bの自己負担額(デダクタブル)の補填
- 海外旅行中の緊急医療費
中でもプランFは、現在提供されているすべてのベネフィットを網羅しています。
自己負担額とプラン別の特徴
プランFは通常プランと高額デダクタブルプランの2種類があります。高額デダクタブルプランFでは、保険が適用される前に受給者が自己負担で2,000ドル(約22万円)分の医療費を支払う必要があります。
プランKとLはコストシェアリング型で、年間自己負担限度額が設定されています。プランKはほとんどのサービスの50%を保険が負担し、年間上限は4,620ドル(約51万円)です。プランLは75%を保険が負担し、上限は2,310ドル(約25万円)となります。デダクタブルや上限額が設定されている分、月々の保険料は比較的低く抑えられます。
