無保険者支援プログラム
2010年、米国では約4600万人が保険未加入でした。保険がないと医療費の支払いが困難になるため、低所得者や家族向けに公共・民間のさまざまな支援プログラムが用意されています。
メディケイド(Medicaid)
メディケイドは連邦政府と州が共同で資金提供する医療保険制度で、低所得者や特定の条件を満たす人が対象です。主な対象者は妊婦、6歳から19歳までの子ども(親の収入が基準以下)、障害者、補足保障所得(SSI)受給者などです。メディケイドは管理医療プランを提供し、入院、検査、医師の診療、妊娠・出産関連サービス、歯科治療などの基本的な医療サービスをカバーします。多くの州では受給者は無料で受診でき、所得に応じてごくわずかな自己負担金が発生する場合があります。
子ども健康保険プログラム(CHIP)
CHIPは19歳未満の子どもに低価格で保険と医療サービスを提供します。妊婦と胎児も対象になることがあります。対象は、メディケイドの所得基準を上回るが、依然として低所得とみなされる家庭で、一般的に世帯収入が連邦貧困ラインの200%以下です。州ごとにプログラムの設計が異なり、予防接種や定期健診は無料で提供されますが、その他のサービスは州によって費用がかかることがあります。
地域保健センター(Community Health Centers)
地域保健センターや診療所は、医師、看護師、歯科医師などの医療提供者への無料または低料金でのアクセスを提供します。診療内容は場所により異なりますが、一般的な診察、健康診断、妊婦ケア、メンタルヘルスサービスなどが含まれます。多くは自治体や州の資金で運営されており、利用者は所得に応じたスライディングスケールで料金を支払います。
処方薬支援プログラム(Prescription Programs)
処方薬保険がない人向けに、必要な薬剤(抗生物質、鎮痛薬、抗不安薬、抗うつ薬、糖尿病薬など)へのアクセスを支援するプログラムがあります。州薬剤支援プログラム(SPAP)は州の資金で薬代の一部を補助し、32州が2010年1月時点で実施していました。また、ウォルマート、クロッカー、ターゲットといった民間企業も、ジェネリック医薬品を中心に1処方あたり約4ドルで提供する低価格プログラムを運営しています。
まとめ
保険未加入者でも、メディケイド、CHIP、地域保健センター、処方薬支援プログラムなど、多様な支援策が利用可能です。各州や地域の条件を確認し、適切なプログラムに申し込むことで医療費の負担を軽減できます。
