メディケアパートDのメリットと適用範囲
2006年1月1日にメディケアパートDが開始されるまで、メディケア受給者は処方薬の保険適用を受けられませんでした。例外として、入院中に処方された薬や、メディケアアドバンテージ(パートC)に加入している場合がありました。パートCは健康保険組合(HMO)に似た制度です。パートDの導入により、全てのメディケア受給者が民間保険会社が提供する処方薬保険に加入できるようになりました。
保険適用範囲
処方薬保険は自動的に適用されず、受給者が自らプランを選んで購入する必要があります。プランは多数あり、ほとんどの人が薬局費用を抑えられる程度のカバーが提供されます。保険は民間企業が提供し、対象薬や給付額は企業ごとに異なります。
フォーミュラリ(薬剤リスト)
フォーミュラリとは、保険プランでカバーされる薬剤の一覧です。各保険会社で内容が異なるため、加入前に必ず確認しましょう。一般的に、ジェネリック医薬品はすべてカバーされ、ジェネリックがないブランド薬も対象になります。自己負担額は処方箋1本あたり5~10ドル程度が標準です。
介護施設での薬剤カバー
フルカバーのメディケア受給者が介護施設(特別養護老人ホーム)に常駐している場合、処方薬は自動的にカバーされ、自己負担は発生しません。成人向け住宅やアシステッドリビングなど、介護施設以外の居住形態の場合は、カバー対象薬に対して少額の自己負担(コペイ)が必要です。いずれの場合も、長期契約の薬局と提携しているため、薬価は抑えられます。
耐久医療用品
メディケアは薬剤に加えて、医師の処方があれば酸素供給装置や酸素チューブ、車椅子、病院用ベッド、歩行器などの耐久医療用品もカバーします。これらはほとんどの場合全額負担となり、パートDの加入有無に関わらず受給者は利用できます。
