不安障害に対するセルゾーン(ネファゾドン)の治療

概要

米国国立精神衛生研究所(NIMH)によると、米国の成人の約18%が毎年不安障害を抱えています。セルゾーン(ネファゾドン)は、うつ病の治療薬として承認されていますが、オフラベルで不安障害の治療にも使用されます。

主な使用目的

  • 主にうつ病の治療に用いられますが、不安障害にも処方されることがあります。

作用機序

  • セルゾーンはセロトニンとノルエピネフリンの再取り込みを阻害し、脳内のこれらの神経伝達物質のレベルを上昇させます。これらの濃度が低いと不安が増加するとの考えがあります。

有効性

  • マクマスター大学のVan Ameringenらの研究では、社交不安障害患者がセルゾーンを服用した結果、数か月で症状が改善したと報告されています。
  • デューク大学医療センターのHidalgoらの臨床試験でも、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に対する有望な効果が示されました。

ベンゾジアゼピンとの併用

  • セルゾーンは、アルプラゾラム(Xanax)やジアゼパム(Valium)、ロラゼパム(Ativan)などのベンゾジアゼピン系抗不安薬と併用可能です。ベンゾジアゼピンと異なり、セルゾーンは依存性のリスクが低いとされています。

副作用

  • 頭痛、低血圧、口渇、吐き気、便秘、渇き、倦怠感、めまい、不眠、立ちくらみ、混乱などが報告されています。

注意事項

  • 肝機能障害(肝不全)を引き起こす可能性があります。黄疸、胃腸症状、食欲不振、倦怠感などの兆候が現れた場合は直ちに医師に相談してください。

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