不安の抑圧と調整の違い
不安は行動を促す感情です。問題に向き合うよう注意を喚起しますが、対処の仕方には大きく分けて「抑圧(詰め込み)」と「調整」の二つがあります。
不安の抑圧(詰め込み)とは
不安を感じたときに、考えや感情を無視したり、抑え込んだり、遠ざけようとすることです。例として、心配事を意識しないようにしたり、思考を遮断しようとする行動が挙げられます。
不安の調整(レギュレーション)とは
対照的に、調整は不安の原因を正面から認め、どのように対処すべきかを判断するプロセスです。まずは不安の対象を把握し、次に適切な行動を選択します。
行動に移す
不安が危険や問題への警告である場合は、注意を向けて適切に対処します。一方、過度に誇張された不安の場合は、その根拠のない否定的思考を理解し、挑戦することが調整のポイントです。
誇張された不安の例
「クラスの前で話すと口が回らず、みんなに笑われて、私は馬鹿だと思われ、二度と立ち直れない」
調整と抑圧の違い
この例では、調整は「排除される恐れ」に対して、より現実的に考えることです。誇張された思考を、例えば「口が回らなくても大丈夫」「聞き手は同情的かもしれない」「たとえ笑われてもすぐに乗り越えられる」など、実用的な考えに置き換えます。
