不安に対する認知行動療法

認知行動療法(CBT)は、患者とセラピストが特定の問題に対する思考・感情・行動を検討しながら行う精神保健の治療法です。不安障害の患者に対しては、認知療法は恐怖やそれに伴う症状を引き起こす状況を対象に、認知再構成と曝露療法を用います。

認知再構成

  • 全般性不安障害では、同様の状況にある非患者と比べて症状が長く続くことがあります。これらの症状は、無意識に生じる否定的な思考や誤った前提が原因となることが多いです。認知再構成では、そうした思考を検証し、より現実的かつ前向きなものへと置き換えます。

    例えば、2週間後に30秒のスピーチを求められた場合「言葉が出ない」「つまずく」「恥をかく」「解雇される」などの自動的な不安が浮かびます。セラピストはこれらの思考を明示的に話し合い、感情を整理した上で、過去に成功した経験やスピーチによって得られる自信・キャリア向上といったポジティブな結果に焦点を当てます。この練習により不安症状が軽減されます。

曝露療法

  • 恐怖症やパニック発作を伴う不安障害にも認知再構成が有効ですが、最も効果的なのは段階的に恐怖対象に曝露する脱感作です。例えば、群衆への恐怖を克服したい場合、患者は1〜10のスケールで「人混みを想像したときの不安度」を評価し、その感情を言語化します。

    最初のセラピスト主導の曝露として、ランチタイムにショッピングモールの駐車場へ行くことが設定されます。フードコートに入る前に再度不安度を評価し、フードコート入口で再評価し、患者を5分間同じ場所に留まらせながら定期的に不安度を測定します。患者の不安が許容範囲まで低下するまでこのプロセスを繰り返します。

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