不安の心理的症状とは

不安とは

誰もが一度は不安を経験します。辞書によれば不安は「恐れによって引き起こされる心の苦痛や不安定さ」のことです。主に「自分がコントロールできない」ことへの恐れが原因で、急性(短期)と慢性(長期)に分けられます。急性不安は就職面接や離婚など具体的な出来事がきっかけとなりますが、慢性不安は長年にわたって続き、原因がはっきりしないこともあります。

心理的な症状

うつ状態

メディアが日々の災害や事故、経済不安などを過剰に報じる現代では、情報過多がうつを誘発しやすく、不安傾向のある人は特に影響を受けやすいです。

広場恐怖症(アゴラフォビア)

公共の場や人混みが怖くなる広場恐怖症は、不安を抱える人に多く見られます。コントロールできない状況を避けるために、家に閉じこもることが増えるのです。

不眠症

不安な状態では頭が冴えて止められず、睡眠が妨げられます。入眠困難、途中で目が覚める、早朝に目が覚めてしまうといった形で不眠は現れます。

パニック感

「自分はコントロールできない」という恐怖から、パニック感や無力感、絶望感が生じます。外的要因がはっきりしない場合でも、突然のパニック発作が起こり、長時間続くことがあります。

涙もろさ

脳の機能が乱れることで感情のコントロールが難しくなり、理由がはっきりしないのに泣いてしまうことがあります。

正気を失う恐怖

思考力や記憶力の低下、絶え間ない不安、衝動的な考えや自殺念慮などが重なると、「自分は正気を失っているのでは」と感じることがあります。

対処法

抗不安薬や抗うつ薬は一時的な緩和にしかなりません。根本的な原因に向き合うことが重要です。認知行動療法、精神分析療法、ヒューマニスティック/実存療法、瞑想・リラクゼーション、EFT(感情解放テクニック)、鍼灸などが有効です。また、短期的な不安であれば友人と過ごす時間や映画鑑賞などの楽しい活動が助けになります。放置すると潰瘍や高血圧、心筋梗塞、脳卒中、自己評価の低下、最悪の場合は自殺に至る恐れがあります。

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