不安と共に生きる:日常でできる対処法
ストレス
ストレスは不安の最大の原因のひとつです。ストレスがかかるとコルチゾールが分泌され、心拍数や呼吸が速くなり血圧が上昇します。これらの身体的変化だけでも「闘うか逃げるか」の状態になり、不安感が増幅します。ストレスを減らすことで不安も軽減できます。具体的には、ストレス要因を取り除く、深呼吸や瞑想、アロマテラピーなどのリラクゼーション法を取り入れることが有効です。
人間関係
不安は人間関係にも影響を与えます。身近な人が不安障害を抱えていることを知っていても、すべての人が理解し、配慮してくれるわけではありません。診断を受けた場合でも、仕事に支障が出なければ雇用者からの差別は法律で禁じられています。パートナーや家族とオープンに話し合い、必要に応じて専門家のサポートを受けることが大切です。
パニック発作
パニック発作は社会的な場面を乱すだけでなく、集中が必要な瞬間に起きると危険です。発作が起きたら、鼻からゆっくり吸い、口からゆっくり吐く深呼吸を行いましょう。また、発作を誘発するトリガーを把握することも重要です。亡くなった大切な人や有害な人間関係が思い出されることが原因になることがあります。トリガーをできるだけ生活から排除し、必要なら認知行動療法などの心理療法を受けることをおすすめします。
薬物療法
不安症状に対しては、ベンゾジアゼピン系の薬(例: Xanax、Klonopin、Valium、Ativan)などが処方されます。副作用として、興奮、便秘・下痢、めまい、口渇などが報告されていますが、自然療法で緩和できることもあります。興奮は運動や深呼吸で、便秘は水分を十分に摂り食物繊維を増やすことで、下痢はバナナで、めまいはアルコール・カフェイン・タバコを控えることで、口渇は氷をなめることで対処できます。
現実感覚の変化(離人感・現実感喪失)
離人感は自分自身が現実でないと感じ、現実感喪失は周囲の環境が非現実的に感じられる状態です。どちらも集中力や対人関係に支障をきたします。治療は主に心理療法で、必要に応じて薬物療法を併用します。根本的に不安やうつが原因で起こることが多いため、まずは不安そのものを適切に管理することが改善への近道です。
