重度の強迫性障害(OCD)の症状とは

思春期に発症することが多い強迫性障害(OCD)は、不安や絶望感、重症例では被害妄想まで伴います。軽度の場合は不快感や心配が中心ですが、重度になると人間関係が築けず、感覚を鈍らせるためにアルコールや薬物に依存することがあります。Mayo Clinicによると、最悪の場合は自殺念慮に至ることもあるとされています。

強迫観念(Obsessions)

OCDの根本は、日常的な出来事に対する思考を抑制できないことです。たとえば、庭に犬がいるだけで「狂犬病に感染しているかもしれない」「ウイルスの微粒子が草に付着している」など、最悪のシナリオを想像し続けます。その結果、全体を消毒剤で噴霧してしまうこともあります。

強迫行為(Compulsions)

強迫観念が引き金となり、繰り返しの行動が生じます。子どもや十代の若者では、朝や就寝前に複雑な儀式的行動が見られます。例えば、縁起の悪さを避けるために同じフレーズを何度も唱える、忘れ物がないか確認するために部屋や教室を何度も往復するといった行動です。

非合理的な恐怖(Irrational fears)

重度のOCDでは、根拠のない恐怖が社会生活を著しく妨げます。病気になるという思考が過剰に湧き上がり、手を何度も洗いすぎて皮膚が裂ける、または皮膚をむしり続けて潰瘍になるといった行為に走ります。

危険な思考(Dangerous thoughts)

一部の患者は、子どもを傷つける、暴力的な行為や性的逸脱行為を思い描くことがあります。これらの思考は強い羞恥心を伴い、実際に行為に移す危険は低いとされています(Patrick B. McGrath, Ph.D.)。しかし、思考自体が大きな苦痛となります。

パニック発作(Panic Attacks)

強迫観念が極度に苦痛になると、パニック発作が起こりやすくなります。発作後は外出恐怖(広場恐怖症)を併発し、人混みや公共の場を避けるようになることがあります。

治療法(Treatment)

早期に精神科医や臨床心理士へ相談することが重要です。認知行動療法(CBT)特に「曝露反応妨害法(ERP)」は効果が高く、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)などの薬物療法と併用することで症状の軽減が期待できます。また、カウンセリングやサポートグループへの参加も再発防止に役立ちます。

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