赤面恐怖症(エリトロフォビア)の見分け方と対処法
概要
人は恥ずかしい、興奮した、謙虚な、あるいは恋愛感情など、感情的刺激に対して顔が赤くなる(赤面)ことがあります。赤面が起こると、顔・首・耳の血管が拡張します。稀に、病的な赤面が制御できず、極度の恥ずかしさを招くことがあります。この症状が原因で、赤面が起きそうな状況に過敏に反応し、パニックになることがあります。これを「赤面恐怖症(エリトロフォビア)」と呼びます。
エリトロフォビアの見分け方と対処法
- 症状を把握する
エリトロフォビアの人は、ほんの少しの刺激でも制御できないほど赤面します。普通の人でも場面に追い込まれると赤面しますが、エリトロフォビアの人は、見知らぬ人に道を尋ねられたとき、テレビで誰かが恥ずかしがるシーンを見るだけでも、レジに並ぶだけでも顔が真っ赤になり、発汗や体温上昇、集中力低下、どもり、舌が回らない感覚が現れます。
- 影響を検討する
多くの恐怖症と同様に、エリトロフォビアは日常生活に大きな支障をきたすことがあります。仕事で顧客対応や同僚との会話が困難になるケースや、外出や新しい環境を避けてしまうケースが報告されています。
- 最新の研究動向を知る
病的赤面の原因となる身体的・感情的トリガーを完全に止める方法はまだ解明されていません。調査によると、人口の約7%が頻繁に制御できない赤面を経験していると推定され、あらゆる人種でエリトロフォビアが診断されています。ただし、肌の色が濃い人では外部からは見えにくいことがあります。
- 治療法を確認する
顔面の交感神経を遮断する内視鏡的胸部交感神経切除術(ETSA)は高い成功率が報告されています。その他、カウンセリング、薬物療法、催眠や呼吸法、自己暗示などの心理療法も、恥ずかしさや不安のサイクルを断ち切る手段として用いられています。
