ホーダー(買いだめ症)を片付ける実践ガイド

大切な人の自宅に入ったとき、新聞やゴミ、食べ物の残り、壊れた家電、雑貨が山のように積まれていると、相手はホーダー(買いだめ症)である可能性があります。ホーダーは不要なものを衝動的に蓄積し続ける精神的な問題で、生活空間が極度に乱雑になることが特徴です。

本人は問題を認めたがらず、片付けの申し出に抵抗や否認で応えることがあります。長年にわたり物を溜め続けた後でしか助けを求めないケースも多いため、支援を行う際は十分な心構えと体力が必要です。

必要なもの

  • 大型ごみ箱(ダンプスター)
  • 作業用手袋
  • ゴミ箱・ビニール袋
  • 掃除用スプレー・洗剤
  • カラーシール(仕分け用)

手順

  1. まず本人と話し合い、ホーディングについて情報を共有し、健康を気遣う旨を伝える。

  2. 精神科医や臨床心理士など、ホーダー専門のメンタルヘルス専門家への受診を勧める。

  3. 専門家が「片付けの準備ができた」と判断するまで待つ。心理的に未熟な状態での清掃は逆効果になる。

  4. ダンプスターを手配し、手袋・ゴミ箱・ビニール袋・掃除用品を揃える。

  5. 部屋ごとに作業日を設定し、数日から数週間にわたるスケジュールを作成する。

  6. まずキッチンから始める。冷蔵庫の腐敗食品を取り除き、開封済みの箱類を整理し、作業中の休憩スペースを確保する。

  7. 明らかに不要なゴミ(新聞、空き容器、食べ残し、動物の排泄物など)をビニール袋に入れて捨てる。

  8. 残った物は「衣類」「靴」「家具」「娯楽用品」「寝具」「掃除用品」「季節用品」「医療用品」などカテゴリー別に山分けする。

  9. 本人と一緒に各カテゴリーを確認し、"捨てる"か"残す"かをラベル付けする。残すものにはカラーシールを貼り、別の場所に置く。

  10. 不必要なものを残そうとする場合は、使用目的を問いかけて検討させる。焦らず穏やかに伝え、不安が高まったら深呼吸やリラクゼーションを促す。

  11. すべての不要物が除去されたら、床を掃き、モップ掛けし、表面を消毒する。必要に応じて害虫駆除剤やネズミ用毒餌を使用する。

  12. 残した物は箱や棚に分類し、整理整頓しやすいシステムを構築する。

  13. 清掃中に壁紙のはがれや配管の破損など、修繕が必要な箇所が見つかったら、専門のリフォーム業者に相談して適切に修理する。

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