レクサプロとセントジョンズワートを同時に服用できますか?
セントジョンズワート(St. John’s Wort、学名 Hypericum perforatum)は、うつ症状の自然療法として長らく注目され、ドイツではうつ病患者に処方されることもあります。しかし、このハーブはエスシタロプラム(商品名レクサプロ、シプラレックス)をはじめとする抗うつ薬と併用すべきではありません。相互作用により薬の効果が低下し、重大な副作用が起こる可能性があります。
診断
セントジョンズワートは軽度から中等度のうつ症状に限定的に有効とされています。まずは医師の診断を受け、現在服用中の薬剤、サプリメント、ハーブ製品をすべて報告してください。診断結果に基づき、レクサプロなどの処方薬か、セントジョンズワートのいずれかを選択すべきで、同時服用は避ける必要があります。
副作用
ハーブであっても副作用は存在します。米国国立補完代替医療センターによると、セントジョンズワートは以下の薬剤の体内吸収を阻害します。
- 経口避妊薬
- 抗凝固薬(血液をさらさらにする薬)
- 心臓薬
- 臓器移植患者の拒絶反応抑制薬
- HIV治療薬
- 抗うつ薬(レクサプロ含む)
リスク
セントジョンズワートの標準投与量は1日あたり約900 mgです。オーストラリアの医薬情報サイト『Australian Prescriber』によれば、服用者の約20%が何らかの副作用を経験します。主な症状は以下の通りです。
- 光過敏症(太陽光に対する過敏反応)
- 不安感
- 口渇
- 吐き気・下痢
- めまい
- 性機能障害
これらの症状が現れた場合は、速やかに医師に相談してください。
