人間行動に関する心理実験
知覚 (Perception)
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人は、相手の性格や外見といった明示しにくい特徴に基づき、相対的に好意的な印象を形成します。マーケティング会社はこのメカニズムを調査し、購買行動を予測しようとします。ミシガン大学のニスベットとウィルソン(1970年代)の実験では、同一人物が好感的に振る舞うと「知的で話しやすく、見た目も良い」と評価され、逆に好感的でない振る舞いをすると逆の評価が下されました。外見や知性は一定に保ち、性格だけを変えたことで、好感度が知覚に大きく影響することが示されました。
刺激 (Stimuli)
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状況に提示される刺激や環境要因により、人の反応は大きく変わります。代表例が「傍観者効果」です。ラテーンとダーリーの実験では、音で誰かが転倒し苦しむ様子を再現した際、単独でその場にいた被験者の70%がカーテンの裏を確認しましたが、他に受動的な共犯者がいると反応したのはわずか7%にとどまりました。これは、目撃者が増えるほど個人の助ける意欲が低下することを示しています。
思考様式 (Thinking Style)
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人がなぜ特定の選択をするのかだけでなく、どのような思考プロセスで決定に至るのかも心理学の重要課題です。左脳・右脳という言い方で「論理的」か「直感的」かを分類する研究があります。思考様式の違いは政治的立場にも関係するとされています。UCLAの研究では、リベラルは新しい情報に対して開かれた姿勢を示すのに対し、保守的な思考は秩序や既存の枠組みを重視し、変化に抵抗しやすいことが明らかになりました。
倫理 (Ethics)
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過去の心理実験は倫理的に問題のある手法が多く用いられました。孤児を対象にした実験や、動物に対する残虐な扱いなどがその例です。心理学が比較的新しい学問であることから、こうした過ちを受けて研究倫理コードが整備され、現在では被験者の同意や福祉が厳格に守られています。
