携帯電話使用がもたらす社会的・精神的問題

携帯電話依存症

平均で1日6時間以上スマートフォンを使用していた12歳と13歳の子どもが、スペイン北東部リェイダの児童・青年メンタルヘルスセンターに入院しました。学業不振や日常生活の支障が見られ、同様のケースはイギリスでも報告されています。2011年にメリーランド大学が17〜23歳の1,000人を対象に行った調査では、1日だけでもスマートフォンを手放すと、混乱やうつ状態といった「離脱症状」を示す人が多数いました。

携帯電話使用のその他のリスク

  • 子どもや青年のスマートフォン利用は大人の監視が難しく、サイバーいじめの被害に遭いやすいです。2003年のメディア・子ども健康センターの研究では、使用時間が長いほど睡眠障害が起こり、日中の疲労や集中力低下につながることが示されました。さらに2005年の同機関の調査では、過度な使用が自己肯定感の低下と相関していることが明らかになっています。

携帯電話使用がもたらす社会的問題

オーストラリアのエチケット専門家ジュン・ダリー=ワトキンス氏は、食事中やレストランでのスマートフォン使用を批判しています。対面での重要なコミュニケーションが阻害され、レストランの雰囲気が乱れるからです。2006年、ニューヨーク市議会は「白いリネン」のレストランでのディナー時の携帯電話使用を禁止する条例案を検討しましたが、飲食店側の反対により可決されませんでした。

携帯電話依存への対処法

心理学者ジョン・M・グロホル博士は、依存を克服するための具体的なエクササイズを提案しています。まず、テキストや通話、ゲームに費やした時間を日記に記録し、使用量を可視化します。次に、最初の1週間で使用時間を10%削減することから始めます。対面での会話中は電話の電源や着信音をオフにし、今この瞬間に集中する習慣をつくりましょう。重要な情報は電話やメールで届くはずですので、すぐに対応しなくても問題ありません。

メンタルヘルス(一般) - 関連記事