注意欠陥・多動性障害(ADHD)とは

注意欠陥・多動性障害(ADHD)は、長時間集中できない、落ち着きがない、衝動的な行動が目立つなどの特徴を持つ発達障害です。子どもは同年齢の子どもに比べて注意持続時間が著しく短く、学校や家庭での学習・生活に支障をきたすことがあります。

特徴

  • 過剰なエネルギーと衝動性、衝動的な行動
  • 注意散漫で、課題に集中し続けることが難しい
  • これらの症状が教室や家庭など、2つ以上の環境で見られることが診断基準

原因・遺伝的要因

  • ADHDは遺伝的要素が強く、家族に同様の症状を持つ人がいることが多い
  • 親が多動性障害やアルコール依存、行動障害を抱えているケースも報告されている

診断時期

  • 主に就学前後の学齢期に診断されることが多い
  • 教室という集中が求められる環境で注意力の欠如が顕著になるため、診断がしやすくなる
  • 小学校児の約5%が何らかの形でADHDを抱えており、学習障害(ディスレクシア等)を併発することもある

診断方法

  • 精神科医や臨床心理士が、子どもの行動観察と生活歴・家族歴を総合的に評価
  • 保護者や教師からの聞き取り情報も重要な判断材料となる
  • 必要に応じて心理検査や発達評価が行われることがある

治療法

  • 主に刺激薬(リタリン、デキセデリン、シレートなど)が処方され、注意力と衝動性を改善
  • 行動療法や認知行動療法も併用され、子どもだけでなく保護者への指導も行われる
  • 薬物療法と心理社会的支援を組み合わせた総合的なアプローチが効果的とされている

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