子どもの情緒健康評価に役立つ保護者向け測定ツールの概要

心理学者は、子どもの情緒的健康状態を把握する上で、保護者からの情報が重要であると認識しています。そのため、様々な測定ツールを用いて保護者から行動に関するデータを収集し、子どもへの支援を効果的に行っています。

Eyberg子ども行動インベントリ

シェイラ・エイブリッグ博士が開発したこのツールは、2歳から16歳までの子どもの問題行動を特定するために使用されます。36項目の質問で、子どもが食事を拒む、口論や喧嘩をするなどの行動の頻度と問題性を評価します。回答は「全くない」から「常にある」までの7段階評価で行います。

家族圧力量表(Family Pressure Scale)

少数民族の保護者向けに設計されたこの「エスニックツール」は、64項目から構成され、問題の大きさを「問題なし」から「大きな問題」までのスライド式で評価します。質問内容は、保護者間の対立、子どもの民族的アイデンティティ、転居など生活変化に関するものです。

家族コミュニケーション測定

家族内のコミュニケーションの質を測る10項目のツールです。否定的なやり取り(叫び合い)と肯定的なやり取り(落ち着いて話し合う)を評価し、家族が困難にどのように対処するかの指標とします。

養育尺度(Parenting Scale)

混乱した生活環境にある幼児の保護者を対象に、養育行動の機能不全を測ります。主に4歳未満の子どもを対象としますが、年長児の保護者にも適用されます。許容的な養育や過剰反応などを評価し、「毎回対処する」から「しばしば放置する」までのスケールで回答します。

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