悲嘆の5段階:交渉(Bargaining)とは何か
喪失や激しい感情的混乱に対処する過程を示す「5段階の悲嘆モデル」(クーバー=ロスの悲嘆サイクル)は、否認・怒り・交渉・抑うつ・受容の5つの段階から成ります。順序は固定されず、各段階の期間も人それぞれです。
交渉(Bargaining)とは
交渉は、喪失を防ごうと時間を求めたり、過去に戻って状況を変えられると願う段階です。変化が耐えがたいと感じるとき、現状維持を保つ手段としても機能します。
交渉の方法
交渉は大きく二つに分かれます。
- 自分自身との交渉:自分や病む人に対し、改善や回復を条件に約束を立てる。
- 高次の存在との交渉:神や宇宙に対し、何かを捧げる代わりに喪失を防いでくれるよう願う。
なぜ人は交渉するのか
交渉は、絶望的な状況に希望(あるいは希望の錯覚)をもたらします。何かを提供すれば悲しい現実が変わるという期待が、受容が来る前の慰めとなります。
対処法
交渉が収束すると、受容が訪れ、悲嘆のプロセスは完了します。手放す準備ができたとき、交渉への欲求は自然に薄れます。
