肉・魚に潜む条虫(サナダム)とその対策

生肉や淡水魚には、条虫(サナダム)と呼ばれる寄生性の扁形動物が潜んでいることがあります。未調理または加熱不足の肉・魚を食べると、人は条虫に感染し、体内で数十フィートに成長し、最長で20年生き続けることがあります。条虫は頭部・首部・多数の節(体節)から構成され、頭部が腸壁に付着して成長し、卵を産みます。

牛肉に潜む条虫

  • 牛が飼育されている農場では、牛肉の筋肉組織に条虫の幼虫が存在します。これらの幼虫は生または半生の牛肉を食べた人に感染し、腸内で成虫に成長します。牛との接触が多い人は感染リスクが高くなります。適切な糞処理で卵の拡散を防ぎましょう。

豚肉に潜む条虫

  • 豚条虫はメキシコ、南米、東欧、インド、中国、東南アジアで特に多く見られます。生や加熱不足の豚肉だけでなく、汚染された食料や水、さらには手から口への接触でも感染します。感染するとシスティセリ症と呼ばれる重篤な病態を起こし、幼虫が血流に乗って脳・脊髄・筋肉など全身に移動し、最悪の場合死に至ります。

魚に潜む条虫

  • 魚条虫はヨーロッパ、日本、北米・南米、アフリカの一部で報告されています。特にサーモンなどの淡水魚を生または半生で食べると感染します。主な合併症はビタミンB12の過剰吸収による貧血です。ビタミンB12は赤血球の成熟に必須なため、欠乏すると貧血が進行します。

症状・治療・予防

  • 条虫感染の症状は種類や感染部位により異なりますが、腸内感染では吐き気、倦怠感、食欲不振、下痢、体重減少が一般的です。幼虫が他組織へ移動した侵襲感染では、発熱、けいれん、神経症状など重篤な症状が現れます。腸内感染の治療は条虫に対して毒性のある経口薬が主に用いられます。侵襲感染は抗炎症薬、抗痙攣薬、場合によっては外科手術が必要です。予防策としては、豚・牛・魚を中心に、中心部が71℃(160°F)以上になるように十分に加熱するか、-20℃以下で最低48時間冷凍することで卵や幼虫を死滅させます。

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