浄水器のデメリットと課題
コスト
浄水システムの導入には、フィルターや配管の設置費用に加え、定期的なフィルター交換やメンテナンス費用がかかります。給水事業者の場合は、巨大な処理施設やポンプ、配管、運転スタッフの費用がさらに増大します。ピッチャー型の浄水器でも数か月ごとに新しいフィルターが必要となり、蛇口から直接飲む水に比べてコスト効率が低くなります。
廃棄物
使用済みフィルターは大量の廃棄物となり、埋立地の負荷を増やします。また、除去された化学物質や不純物が適切に処理されないケースもあります。ボトル入りの浄水を販売する企業は、プラスチックやガラスのリサイクル・廃棄問題をさらに拡大させます。
エネルギー消費
逆浸透や紫外線殺菌などの高度な浄水プロセスは電力を必要とし、その電力はしばしば石炭火力発電所から供給されます。その結果、浄水器の使用は間接的にCO₂排出量の増加に寄与します。
時間
浄水には処理時間が必要です。蛇口やピッチャーから飲める水が出るまでに時間がかかり、特に大規模な給水システムでは、渇水時など資源が限られる状況で利用者が待たされることがあります。
効果の限界
浄水が水質改善にほとんど効果を示さないケースもあります。例えば、上水道がすでに高い基準を満たしている地域でも、家庭で追加のシンク下フィルターやピッチャーを使用する必要は必ずしもありません。
