細菌が増殖するための条件

栄養源

実験室では、細菌培養に化学的に定義された培地や複雑培地が用いられます。化学的定義培地は純粋な化学試薬で構成され、複雑培地は血液、牛乳、酵母エキス、牛肉エキスなどの天然由来成分を含みます。特定の細菌は宿主細胞からしか得られない特殊な栄養を必要とするため、培養が困難です。

pH

酸性好性菌はpH7未満で最適に増殖し、中性好性菌はpH7、アルカリ性好性菌はpH7以上で増殖します。

温度

温度に応じた菌の分類は以下の通りです。

  • 中温菌(中性好熱菌):約37℃付近で最もよく増殖。
  • 好熱菌:45〜70℃の範囲で増殖が活発。
  • 超好熱菌:80℃以上で最適増殖。
  • 低温好性菌(シアロフィル):10〜15℃で最適。

塩分

塩分好性菌(ハロフィル)はNaClが無ければ増殖できません。一方、塩分耐性菌(ハロトレラント)は塩分が存在しても増殖できますが、塩分が少ない方がより良好です。

エネルギー源

細菌はエネルギー源により次のように分類されます。

  • 光合成細菌(光養):光エネルギーを利用。
  • ヘテロトロフ(化学ヘテロトロフ):有機炭素からエネルギーを取得。
  • リソトロフ:無機化合物の酸化でエネルギーを得る。

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