喫煙に関する誤解と真実

世界保健機関(WHO)は、たばこの危険性が十分に認識されていないことを指摘し、各国政府に警告を呼びかけています。

がん

喫煙が肺がんだけでなく、さまざまながんを引き起こすという誤解があります。実際、喫煙は結腸がん、膀胱がん、咽頭がん、食道がん、喉頭がん、腎臓がん、胃がん、子宮頸がん、膵臓がん、急性骨髄性白血病など、多くのがんのリスクを高めます。

疾患

心臓病や脳卒中だけが喫煙のリスクだという誤解がありますが、喫煙はほぼすべての臓器にダメージを与えます。消化器系では潰瘍や胸やけ、クローン病のリスクが上がります。肝臓は毒素除去機能が低下し、肝疾患が悪化します。骨密度も低下し、骨粗鬆症のリスクが高まります。

体重増加

禁煙すると必ず体重が増えるという誤解がありますが、実際にはすべての人が増えるわけではありません。増える場合でも平均6〜8ポンド(約2.7〜3.6kg)程度で、約10%が30ポンド以上増えることがあります。喫煙中は一時的にカロリー消費が増えますが、禁煙後は僅かに減少するだけです。

ライトシガレット

タールやニコチンが少ない「ライト」や「低タール」タバコは健康に良いという誤解がありますが、実際にはフィルターに穴があり、機械試験では煙が薄められます。喫煙者が指や口で穴を塞ぐと、逆に有害物質を多く吸引します。ニコチンが少ないと感じても、吸う回数や吸引深さで補うため、健康への影響は変わりません。米国国立がん研究所は、低タールタバコは有害性を軽減しないと結論付けています。

禁煙のメリット

長年喫煙していると、年齢が上がると禁煙の効果が薄れるという誤解がありますが、実際にはいつでも健康改善が期待できます。喫煙後20分で心拍数が下がり、12時間で血中の一酸化炭素が正常値に戻ります。1年後には冠動脈性心疾患のリスクが半減し、5〜15年後には脳卒中リスクが非喫煙者と同等になります。禁煙は長期にわたり身体を回復させます。

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