結腸がん手術後に起こりうる大腸の合併症とは
結腸がんに対する大腸切除術は、がんの進行度に応じて腸管の一部または全体を切除する手術です。手術自体は治療の一環ですが、術後にはさまざまな合併症が起こる可能性があります。本稿では、主な合併症とその対処法をまとめました。
大腸切除術(コロノクトミー)とは
メイヨークリニックによると、コロノクトミーは大腸(結腸)全体または一部を外科的に除去する手術です。がんの範囲が広いほど、切除範囲も大きくなります。
腸閉塞
腸閉塞は、手術後に腸管の通過が部分的または完全に阻害される状態です。症状は局所的な痛みや痙攣、嘔吐、下痢などです。重症例では再手術が必要になることがあります。
結腸感染
手術後の残存結腸は感染リスクが高まります。感染の程度に応じて、抗生物質による治療から追加手術まで、適切な対応が求められます。
腸漏出
腸管再建部位の縫合が不十分だと、腸内容物が腹腔内に漏れ出す腸漏出が起こります。漏出が認められた場合、速やかな手術と腹腔内洗浄が必要です。
ヘルニア
手術後に腹壁に穴ができ、腸管が突出するヘルニアが発生することがあります。鼠径部や大腿部に痛みやしこりが見られたら、早期に外科的修復が推奨されます。
