胆嚢摘出手術後の副作用
腹腔鏡下胆嚢摘出術は、従来の開腹手術に比べ侵襲が少なく、入院期間も短縮できますが、手術後にはいくつかの副作用が生じることがあります。
麻酔の影響
- 手術中に使用される鎮静薬への反応は個人差があります。覚醒時に倦怠感、筋力低下、吐き気・嘔吐がみられることがあります。
- 喉の違和感や喉の渇き、軽度の頭痛、微熱が出ることもありますが、通常は一過性です。
術後の痛み
- 手術後数日間は腹部の不快感や疼痛が続くことがあります。胆嚢摘出のために臓器を移動させるため、内出血や打撲が起こることがあります。
- 腹腔を膨らますために二酸化炭素ガスを注入しますが、残留ガスが腹部膨満や不快感の原因となります。
- 深呼吸を行うことで肺合併症を防止し、呼吸時の痛みを軽減できます。
消化器系の乱れ
- 胆嚢が機能しない状態では脂肪の消化が困難となり、術前に経験した消化不良、痙攣、便秘、下痢などの症状が術後も続くことがあります。
- 胆嚢摘出により痛みが軽減するケースもありますが、個人差があります。
感染症
- 腹腔鏡手術は短時間の入院で行われるため、感染リスクは低いです。器具の滅菌や手指消毒、術前の静脈内抗生物質投与によりさらにリスクを低減します。
その他の重篤な副作用
- 手術中に総胆管が損傷することがあり、約5%の患者で発生します。黄疸、発熱、血液検査の異常が見られた場合は速やかに追加手術が必要です。
