ラエトリル(アミグダリン)静脈内投与の手順(グプタープロトコル)
はじめに
ラエトリル(別名アミグダリン、ビタミンB17)は、天然に存在するシアン化合物で、がんの転移抑制や根本的な治癒を期待する研究者もいます。1924年に合成され、1960~70年代にビタミン・栄養補給を組み合わせた実験的がん治療の対象となりました。投与は経口か、いわゆる「スロ―IVプッシュ」方式の静脈内投与が用いられます。本稿では、グプタープロトコルと呼ばれる安全かつ標準化された手順を日本語でわかりやすく解説します。
必要なもの
- アルコール消毒パッド
- 20 ccシリンジ
- 21ゲージ・1.5 インチ針
- 止血帯(ツーニケット)
- 医療用手袋
- 綿球
- 赤色バイオハザード廃棄容器
- 絆創膏(バンドエイド)
投与手順(グプタープロトコル)
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容器の消毒:ラエトリルの10 ccバイアル上部のプラスチックキャップを外し、アルコールパッドでゴム膜を拭いて消毒します。
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空気で容器を排出:20 ccシリンジのプランジャーを20 cc目盛りまで引き、バイアルを逆さに持ち、針でゴム膜に刺して空気20 ccを注入します。その後、同じシリンジで溶液を20 cc吸い上げ、バイアルは捨て、針キャップを軽く戻します。
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穿刺部位の準備:手袋を装着し、止血帯を肘上部に一周巻き、U字形に固定します。腕を下向きにし、肘から手首にかけて軽く叩いて静脈を探し、見つけたらアルコールパッドで消毒します。
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気泡除去:針キャップを外し、シリンジを軽く叩いて気泡を上部へ移動させます。プランジャーをゆっくり押し、針先に小滴が出るまで調整します。
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静脈への注入:針をやや下向きの角度で静脈に刺し、止血帯のU字部分を引いて緩めます。プランジャーを1〜2分かけてゆっくり押し、薬剤を投与します。シリンジと患者の腕をしっかり固定し、針が抜けないように注意します。
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投与後の処理:針を抜き、綿球で圧迫止血します。使用済みシリンジはバイオハザード容器に直接投入し、再利用しないでください。止血が終わったら絆創膏で保護します。
投与スケジュール
- 1週目:10 cc(3 g)1バイアルを1回投与。
- 2・3回目:20 cc(6 g)2バイアルを1回投与。
- 4回目〜9回目:30 cc(9 g)3バイアルを1回投与。
- その後、3か月間は週1回、10 cc(3 g)1バイアルをメンテナンス投与。
投与は週3回(例:月・水・金)を基本とし、各回の間に最低1日空けます。
