コロイド銀の特性と利用法

今日、銀は包帯から浄水フィルターまでさまざまな製品に使用されていますが、紀元前4000年頃のペルシャでも水を銀製の容器に保存し、鮮度を保っていました。祖父母が牛乳に銀貨を入れて腐敗を防いだという話を聞いたことがある人もいるでしょう。コロイド銀とは「銀粒子が水中に懸濁した状態」のことです。蒸留水に銀電極を設置し、電流を流すことで微細な銀粒子が生成されます。これらの粒子は体液と同様にコロイド状態であるため、体内での吸収が高くなります。

抗菌作用

ロバート・ベッカー博士は著書『The Body Electric』で、免疫系が微量元素である銀を十分に摂取できていないために機能不全を起こすと指摘しています。銀は細菌が呼吸に利用する酵素に作用し、酵素活性を阻害します。その結果、細菌は酸素と栄養を得られず窒息死します。この特性により、食材の保存、カウンタートップの清掃、やけどや感染症の治療などに利用されています。

抗ウイルス作用

ウイルスが健康な細胞に侵入すると、細胞の代謝酵素が変化し、ウイルスの増殖を助けます。コロイド銀はこの酵素を無効化し、酸素供給が途絶えることで感染細胞は死滅します。そのため、空気中のウイルス除去のために蒸気化したり、体内のウイルス感染部位へネブライザーで送る用途があります。

抗真菌作用

カビやミルデュー、カンジダなどの真菌は単細胞が管状に連結した寄生性生物です。真菌も呼吸に必要な酵素を持ち、コロイド銀が接触すると酵素が阻害され呼吸が止まります。その結果、皮膚・頭皮・目・耳・口腔の真菌感染症の治療に用いられます。

アレルギー反応が起きにくい

コロイド銀は不健康な細胞の代謝活動のみを抑制する触媒であり、体内で化学反応を起こさないためアレルギーを誘発しません。むしろ病原体を減少させ免疫力を高めます。過剰に摂取した場合の稀な副作用として、銀が皮膚や結合組織に沈着し青灰色になるアーギリアが報告されています。

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